伊藤 柏翠 Hakusui ITO 1911~1999
明治44年(1911)東京浅草生まれ。本名は勇。東京府立第三中学校を卒業。胸を病み、昭和4年から約16年間、鎌倉七里ヶ浜の鈴木療養所で過ごす。この間、俳句を志し、「ホトトギス」に投句、高浜虚子に師事する。森田愛子との縁で、昭和20年から平成元年まで、福井県三国町に移住する。俳誌『花鳥』を創刊し、のち名誉主宰となる。日本伝統俳句協会副会長、ホトトギス同人会会長、国際俳句交流協会副会長をつとめる。「花鳥諷詠」「客観写生」の普及に尽くし、虚子の名作『虹』の誕生にも深く関わる。福井県文化賞・文部大臣地域文化賞を受賞。平成11年(1999)9月1日歿、88歳。『句集
虹』『句集えちぜんかわさ』『花鳥禅-禅と諷詠の世界』『伊藤柏翠自傳』『虚子先生の思い出』『伊藤柏翠句集-昭和篇』
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